イエス様に従って
イエス様に従ってきた私達のこれまでの歩みを証(あかし)させて頂きたいと思います。この事については少しも悔いはありません。また、引き返す事などあり得ません。イエス様が私達を天国に召してくださるまで彼に従っていく覚悟です。最初のメッセージでは、どのようにして神様からの召命を受けて来日したかをお話しました。また、2番目のメッセージでは、いかにして淡路島に導かれたかについて語りました。今回は、教会とプレスクールを始める為に、淡路島で土地を所有するように神が私達に呼びかけられたいきさつを紹介させて頂きたいと思います。まさに奇跡の物語です。
神様からの導きを受け、1999年4月5日のイースターに当たる日曜日に、私達は兵庫県洲本市に一軒家を借りて洲本チャペルを始めました。2006年の11月頃、神様がこの洲本チャペルに関して何らかの新しい計画を持たれているように感じ始めていました。12月の初め頃から、その計画というのは新しい教会を建て、幼稚園を始める事ではないかという事が明らかになってきました。
「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ。」イザヤ書55:8
「天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。」 イザヤ書 55:9
2005年の10月、妻のダーラは木曜日の祈り会で幻を見ました。その中でイエス様が小さな子供達に囲まれながらこうおっしゃっておられたという事です。 「いったい誰がこの子供達に良い事と悪い事を見極めるすべを教えてくれるのだ? 彼らは右も左も見分けがつかないのだから。誰が彼らにそのことを教えてくれるのか?」
この幻に導かれるように、私達は2006年4月に「ジョイフルキッズ」という働きを始めました。1ヶ月に2回の割合で行われる2-3歳の子供達とその両親を対象とした交わりの会です。しかし、3歳以下の子供を教えるというのは困難を極めました。妻は、子供達を教えるという与えられたビジョンを達成する事はできないのではないかとその時感じ始めていました。

2006年の秋の期間を通して、子供達を教えるというビジョンについて妻は真剣に考え祈り続けていました。さて、2006年12月1日の金曜日、妻が夕方の祈祷会が始まる前に話をしたい事があると伝えに来ました。 その晩9時に祈祷会で彼女と会いましたが、神の望みは私達が幼稚園を始める事に違いないという事でした。実は、私も神が幼稚園を始める事を望んでおられるかもしれないという思いをずっと持っていました。それで、幼稚園を始めることについてお互い確認しあいました。その後、私達は大胆な信仰の歩みを始めたのです。(ヘブル11:1)信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。このあとの数ヶ月間は、時として大変困難な事に向かいあうこともありました。しかし、神が私達の心に植え付けられたビジョンはきっと成就すると固く信じていました。
妻のダーラは幼稚園のビジョンを与えられた数日後に夢を見ました。急勾配の土地の端にたたずんで、遠くの美しい山々を見つめている彼女自身の夢でした。その中の斜面の端には乾いた草が生い茂っていました。彼女の後ろには幼稚園があり、子供達はその急勾配の斜面を怖がるかもしれないと感じていました。
12月8日、私達は、母教会の主任牧師である青木靖彦・由美子牧師に幼稚園を始めることについて相談させて頂いたところ、この事について一緒に祈りましょうとおっしゃってくれました。
その後2~3日間は、幼稚園を始めるに当たって、どのような建物が適しているかについて、私達二人はずっと思いを巡らしていました。洲本市にはたくさん空き室がありましたが、運動場がある幼稚園用の土地は見当たりませんでした。私は、自分達が幼稚園を建てるしかないと考えるようになりました。そして、その建物は同時に教会でもあるべきだと思いはじめました。しかし、この考えは私にとって本当に革新的なものでした。というのは、教会を建設する必要はなく、部屋が必要になれば借りれば十分だと常々言っていたものですから。私は親友のエイブラム牧師に幼稚園を始めることについて意見を求めました。彼の考えも私と同じで、幼稚園を始めるべきであるというものでした。幼稚園は教会の中に設けたほうがいいというのも同じでした。彼は私達の家も同じ教会の中にあるほうがいいと薦めてくれました。それを聞いたときは即座に「ノ-」と応えましたが、その夜、自分の家は教会の中か、そのごく近くにある方がいいのではないかという考えに傾き始めました。妻は特に異論をはさみませんでしたが、これらの計画が本当に神の意に沿ったものかどうか確信を得たいと願っていました。12月21日、妻はクリスマスケーキの用意をしながら、クリスチャンミュージックを聴いていました。彼女は、聖書の中でいろいろな人が神のために教会を建てた物語について思いをはせていました。その時突然、洲本チャペルの為に新しい教会を建てるのが神の計画ではないかと言う漠然とした思いが、しっかりとした確信へと変わったのです。
12月22日、私達は再び青木牧師ご夫妻に会ってこの計画について相談しました。彼らは私と妻の思いが同じであるなら、この計画を実行に移すべきだと答えてくださいました。
翌年の1月、この計画に最適な土地を探し求め、4カ所の候補地を尋ねましたが、さまざまな理由から、これらの土地はいずれも私達にとって最適なものではありませんでした。それぞれの場所を訪れるたびに、これらの土地が夢に見た土地かどうかを妻に尋ねましたが、いつも返事は「ノー」でした。

2月1日の夕方、洲本チャペルのメンバーの一人が私達を訪れてくれました。彼女は、その日に建築関係の会社に勤め始めたところでした。探している場所の条件を聞いて会社に帰っていきましたが、すぐに電話をかけてきてくれ、「先生達が探している場所を見つけたかもしれない!」といってくれました。そして、その場所の地図を持って私達のもとにかけつけてくれたのです。
次の朝、私達はその場所を訪れました。その日は奇しくも私の誕生日でもあり、すごく興奮した一
日になりました。その付近は私達の思いには適していないような気がしましたが、その場所の北方にある土地は約束の土地のように思えてなりませんでした。その土地の北側は急勾配の斜面になっていました。妻はその斜面を確認したあと興奮してこう言ったのです。「これだわ!」 妻は2ヶ月前の12月の始めに夢で見た、乾いた草で覆われている急勾配の斜面のある土地と、遠くの美しい光景を、夢ではなく現実のものとして見ていたのです。
次の日、その教会のメンバーが働いている会社が催している「オープンハウス」を訪れてみました。彼女は私達を見つけて驚きましたが、急勾配の斜面のある、あの土地に興味があるかどうかを尋ねてくれました。妻と私は間髪を入れずに「もちろん!」と答えていました。 その場所は洲本チャペルと幼稚園にとって完璧なところだったのです。数週間後、土地の所有者である農家の方が、その土地を私達にとって納得の行く値段で売ってくれる事になりました。しかし、農地用として登記してある為、住宅用として再登記する必要がありました。
2月の後半になり、いよいよ計画が現実のものになってこようとしていました。いったいどのくらいの資金が、土地、教会、私達の住居のために必要かについて私は見積もり始めました。カナダの事業を売却して残していた資金をこの為に使おうとしたのはもちろんのこと、その国に持っていた土地を売却し、また両親から相続した遺産をこの計画のために全てつぎ込もうという結論に私達は達していました。さらに、このプロジェクトに充当するため、過去にグッドサマリタンタンチャーチに預けていた教会債の返済をお願いしようとも思いました。けれども、これらのもの全てを用意しても、この計画を達成するのに十分な資金をまかなうことは難しいと思われました。しかし、魚とパンをイエスに捧げた少年のように、私達は自分の持っているものを全て捧げました。
神様は私達が信仰と祈りを持って進むときにその扉を開いて下さいました。目的の土地は農地から住宅地への再登記を終え、2007年8月31日に購入できたのです。この土地の鍬入れ式は10月13日に行われ、教会の建設が11月19日にスタートし、翌年の2008年3月25日に完成しました。教会の開所式は2008年4月5日に行われ、3日後の4月8日から私達の住まいの建築が始まりました。7月7日に私達は教会での寝泊まりの生活を終え、新居へ引っ越しすることができるようになりました。

3~5歳児を対象にしたプレスクールを2008年4月1日からスタートするのが神様の計画であると信じていました。また、教会員の一人が幼稚園の先生の経験があったので、彼女にこのプレスクールの先生になってもらうようお願いもしていました。しかし、望んでいた時期にスクールを始めることはできませんでした。入園希望者がたった一名だったからです。その時は神様の計画されていた時期ではなかったのです。単なるスクールではなく、インターナショナル・プレスクールを始めることを神様が望んでおられるということに、2008年9月頃気づき始めました。本当に驚きでした。もっと驚いたことは、妻がそのスクールの先生になるという神の計画でした。 2009年4月に「信愛インターナショナル・プレスクール」が2名の生徒によりスタートしました。3人目の生徒はその年の5月、4人目の生徒は翌年の1月に入園しました。
今年の4月、私達はスクールが始まって2年目の年を6人の生徒で始めることになりました。現在、総勢7名の生徒達がこのスクールで学んでいます。神様の圧倒的なパワーにより教会とスクールが建てられました。私達はこの地の多くの方々や、母国のカナダの関係者から大きなご協力を頂けた事に感謝しています。私達に与えられたビジョンはきっと成し遂げられるとかたく信じています。少年が持っていた昼食のためのわずかな魚とパンを神様が大きく増やされたように、私達の持っていたものを、神様は驚くべき方法で幾倍にも増やして下さいました。教会もスクールも無借金で運営しています。
いったい次はどんな事がおこるのでしょうか? これまでに起こった様々なことは、神様がこの日本に起こされる偉大な働きの前触れであると私達は信じています。 私達はまさにその働きの為に生きているのです。神様を誉めたたえます。